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■公民の勉強法

2.倫理の勉強方法

 センター試験で「倫理」を使用する場合の勉強計画を述べる。センター試験においては、「倫理」は暗記量が少なく勉強量の割には高得点も取りやすく、さらに得点も安定しやすい。文章を読解して正答を導き出す問題さえ解けるようになれば、満点も容易に狙えるようになる。

 ここでは10月から3カ月かけて「倫理」で高得点を取ることを目標としている。先ず、2-1.倫理の勉強計画において、勉強計画と勉強方法を説明する。次に、勉強計画に基づいて使用する参考書を2-2.倫理の参考書で説明する。「倫理」を全く学んだことがない者や学校の授業を疎かにしていた者等は、10月からの勉強を本格的に始める前に『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』を1回通読することで、「倫理」で学ぶことを概観しておくことをすすめる。

 それでは、倫理の勉強について具体的に説明する。次のような構成となっている。
 また、受験勉強における基本的な勉強方法については勉強法コラムで詳しく述べているのでそちらを参照してもらたい。
受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、LAAD(外部サイト[詳細説明])で学ぶことを強く奨める。

 2-1.倫理の勉強計画
 2-2.倫理の参考書

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2-1.倫理の勉強計画
 「倫理」の勉強は10月から開始する。

 『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』を用いてセンター試験に必要な知識を覚える。
 本書をキリの良いところまで約60〜70ページを目途に読む。この時、語句の定義は勿論、背景や関連を意識しながら読むようにする。
 翌日に、重要語句を中心に記載されている内容を覚えるつもりでもう一度同じ範囲を読み込む。
 この一連の流れを1セットとして勉強を行う。
 新しいセットに入るときは、1セット前に行った範囲を読み直してからにすること。

 6セット繰り返して、『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』を読了する。これで「倫理」に必要な知識と理解は一通り確認できる。これ以後も知識の整理と確認のために、12月が終わるまでに『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』を1周できるように読む。

 11月半からは、センター試験の過去問演習を行うことで知識の補充と確認をする。1週間に1〜2年分を解きながら10年分を1月に入るまでに解き終えることが目標である。
 問題を解き終えた後は、『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』で該当箇所を確認して理解と暗記に漏れがないようにする。その際に、気になったり間違えた事項については本書に書き込みを行い、直前の復習の際に自分の弱点を潰すようにする。


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2-2.倫理の参考書
 上述した勉強計画の中で使用する参考書を紹介する。


 ■『改訂版 センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』 中経出版

1.特徴
 センター試験に特化した「倫理」の参考書。「倫理」についてセンター試験に必要な知識と理解を本書で学ぶことができる。解説は講義調で詳しく、語句の説明も問題での問われ方を意識したものとなっている。
 本書でセンター試験での「倫理」の知識と理解が必要十分に得られる。本書を一通り暗記した後は、過去問演習を行いながら本書で該当箇所を確認していけば「倫理」で安定して高得点を取れる。

2.補足
 本書を隅々まで読み込めば8、9割は取れるが、満点を狙う場合は、文章を読解して正答を導き出す対策が必要となる。これには国語力が必要となるが、「倫理」の知識と上手く結びつけながら解くことを意識すればよい。その前提知識となるものは本書で手に入るので、過去問演習の際には、文章と知識をどのように結びつけて正答を導いているかに注意を払いながら解説を読んでもらいたい。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。


 ■『倫理用語集』 山川出版
1.特徴 2.補足 3.進度
 言わずとも知れた用語集の鉄板書。本書は、様々な出版社が出す倫理の教科書の語句を頻度とともに網羅している。これを用いて直接語句暗記等に努めることはないが、勉強中に出会った分からない単語等を調べるときに非常に有益である。
 『センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本』で語句の説明等は基本的に足りるが、より詳しく知りたいときに本書を使用するとよい。必携とまではいわないが、独学の場合は持っていた方がよい。
 なお、本書の頻度は、どれだけの教科書に掲載されているかを示すもので、入試での頻出度では決してないので注意されたい。

 以上で、「倫理」の勉強方法についての解説を終える。

 
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