受験勉強法学 Examics

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■公民の勉強法

3.政治・経済の勉強方法

 センター試験または私大入試で「政治・経済」を使用する場合の勉強計画を述べる。

 センター試験においては、「政治・経済」は、暗記量は地歴に比べて少ないものの、公民の中では多い科目である。政治と経済分野を学習することもあって、1科目の中で暗記する事項が多様である。さらに時事問題や計算問題もあるため、得点は「倫理」と比べたとき若干だが不安定になる。しかしながら、しっかりと勉強さえすれば、高得点はとれる。

 ここでは10月から3カ月かけて「政治・経済」で高得点を取ることを目標としている。先ず、3-1.センター政治・経済の勉強計画において、勉強計画と勉強方法を説明する。次に、勉強計画に基づいて使用する参考書を3-2.センター政治・経済の参考書で説明する。「政治・経済」を全く学んだことがない者や学校の授業を疎かにしていた者等は、10月からの勉強を本格的に始める前に『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』を1回通読することで、「政治・経済」で学ぶことを概観しておくことをすすめる。

 私大受験で「政治・経済」を使用する場合は、3-3.私大政治・経済の勉強方法を読んでもらいたい。この場合は、センター試験に比べてかなり細かく多い暗記を強いられる。したがって、私大受験で「政治・経済」を使用する場合は4月から勉強を開始することが必要となる。

 それでは、政治・経済の勉強について具体的に説明する。次のような構成となっている。
 また、受験勉強における基本的な勉強方法については勉強法コラムで詳しく述べているのでそちらを参照してもらたい。
受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、LAAD(外部サイト[詳細説明])で学ぶことを強く奨める。

 3-1.センター政治・経済の勉強計画
 3-2.センター政治・経済の参考書
 3-3.私大政治・経済の勉強方法
  A.基本事項の理解と暗記:4〜5月
  B.入試基礎レベルの暗記と問題演習:6〜7月
  C.総復習:8月
  D.過去問による入試実践力の強化:9〜12月
  E.時事問題対策と過去問演習:1〜2月
  F.私大政治・経済の参考書


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3-1.センター政治・経済の勉強計画
 「政治・経済」の勉強は10月から開始する。

 『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』を用いてセンター試験に必要な知識を覚える。
 本書をキリの良いところまで約60〜70ページを目途に読む。この時、語句の定義は勿論、背景や関連を意識しながら読むようにする。
 翌日に、重要語句を中心に記載されている内容を覚えるつもりでもう一度同じ範囲を読み込む。
 この一連の流れを1セットとして勉強を行う。
 新しいセットに入るときは、1セット前に行った範囲を読み直してからにすること。

 6セット繰り返して、『センター試験 政治。経済の点数が面白いほどとれる本』を読了する。これで「政治・経済」に必要な知識と理解は一通り確認できる。これ以後も、知識の整理と確認のために、12月が終わるまでに『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』を1周できるように読む。

 11月半からは、センター試験の過去問演習を行うことで知識の補充と確認をする。1週間に1〜2年分を解きながら10年分を1月に入るまでに解き終えることが目標である。
 問題を解き終えた後は、『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』で該当箇所を確認して理解と暗記に漏れがないようにする。その際に、気になったり間違えた事項については本書に書き込みを行い、直前の復習の際に自分の弱点を潰すようにする。

 この過去問演習で注意してもらいたいのは、「政治・経済」は法律の改正等があることだ。出題された時点では問題の内容が適切でも、過去問演習を行う現在では古い誤ったものであることがある。したがって、解説をよく読んで誤った知識を覚えないように気を付けてほしい。
 こうした古い内容の問題を避けるという意味でも5年分程過去問を解いたら、予備校が出している模擬試験の問題集を解くように切り替えることもありだ。

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3-2.センター政治・経済の参考書
 上述した勉強計画の中で使用する参考書を紹介する。


 ■『改訂版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』 中経出版
1.特徴
 センター試験に特化した「政治・経済」の参考書。「政治・経済」についてセンター試験に必要な知識と理解を本書で学ぶことができる。解説は講義調で詳しく、語句の説明も問題での問われ方を意識したものとなっている。
 本書でセンター試験での「政治・経済」の知識と理解が必要十分に得られる。本書を一通り暗記した後は、過去問演習を行いながら本書で該当箇所を確認していけば、「政治・経済」で安定して高得点を取れる。

2.補足
 本書を隅々まで読み込めば、8、9割は取れるが、満点を狙う場合は時事問題についての対策が必要となる。時事問題については、「政治・経済」の知識と関連させながら新聞を読むとよい。最低でもよく新聞の1面に載るような事柄は押えておく。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。


 ■『用語集 政治・経済』 新訂版 清水書院
1.特徴 2.補足 3.進度
 言わずとも知れた用語集の鉄板書。本書は、政治・経済の語句を網羅している。これを用いて直接語句暗記等に努めることはないが、勉強中に出会った分からない単語等を調べるときに非常に有益である。
 『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』で語句の説明等は基本的に足りるが、より詳しく知りたいときに本書を使用するとよい。必携とまではいわないが、独学の場合は、持っていた方がよい。
 地歴では用語集といえば山川出版社だが、政治・経済では清水書院の方が用語の網羅性が高いので本書の方を購入することをすすめる。


 ■『資料 政・経 2014』 東学

1.特徴 2.補足 3.進度
 政治・経済の資料集。判例や統計、理論等が多く掲載され、語句の解説も詳しい。本書を中心に勉強することはないが、政治・経済の勉強で具体的な事実や事件の背景等が教科書や参考書では不明瞭だったりして暗記や理解がしにくい箇所があるとき、本書で確認すると勉強の効率が上がる。
 毎年度最新のものを置いておくことで、参考書や問題等で古くなった事項を最新のものに更新するのにも役立つ。1冊は何かしらの資料集を持つことをすすめる。


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3-3.私大政治・経済の勉強方法
 私大で「政治・経済」を使用する場合の勉強方法について説明する。主に私大を専願する者が対象となる。私大入試で「政治・経済」を使用する利点として、世界史や日本史に比べて、暗記量が少ないため合格点に到達するための勉強量が他の科目よりも少なくすませられることが挙げられる。よって世界史や日本史で受験する場合よりも、英語や国語に勉強時間を当てることができる。この利点のため、私大専願者から「政治・経済」は受験科目として一定の人気がある。

 しかし、世界史や日本史よりも暗記量が少ないからという理由で「政治・経済」を安易に受験科目とするのは危険である。当然に、私大入試となるとセンター試験よりも多くのことを覚えなければならないし、暗記事項も必然的に細かくなる。よく整理しながら勉強しなければ、点数が意外にも取れないことが多々ある。また、「政治・経済」を独学で行う場合は、世界史や日本史に比べて参考書や問題集の量が少ないために対策を行い難い。

 したがって、世界史や日本史でなく「政治・経済」を敢えて受験科目として選択するからには、油断することなくそれ相応の勉強をしっかりと行わなければならないことを肝に銘じてもらいたい。


 前置きが少し長くなったが、以下に示す勉強を進めれば、「政治・経済」で合格点を取ることができる。ただし、他受験生と合格点以上の高い点をとり差を付ける場合には、世界史や日本史程ではないが、かなりの勉強量を要する。英語や国語の進度を考えながら「政治・経済」の勉強をしてもらいたい。

  A.基本事項の理解と暗記:4〜5月
  B.入試基礎レベルの暗記と問題演習:6〜7月
  C.総復習:8月
  D.過去問による入試実践力の強化:9〜12月
  E.時事問題対策と過去問演習:1〜2月
  F.私大政治・経済の参考書


A.基本事項の理解と暗記:4〜5月

 4月から「政治・経済」の勉強を開始して、7月までに基礎的な事項の暗記と理解を行うことが目標である。『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』で基本的事項の理解と暗記を行い、『実力をつける政治・経済80題』で問題演習を行い知識の確認を行う。

 最初に『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』を使用して基本事項の理解と暗記を行う。
 1週間に1日60ページを目途にキリのよい章まで読む。1周目は暗記よりも制度の理解に重点を置いて読む。

 次に『実力をつける政治・経済80題』の先に読んだ範囲の問題を解く。解けなかった問題にはチェックを付して、気になった点等は『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』にチェックを付したり書き込んだりしておく。

 翌日と翌週に『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』と『実力をつける 政治・経済80題』を復習する。

 8セット程繰り返して『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』と『実力をつける 政治・経済80題』を1周終える。これで「政治・経済」に必要な基本事項の知識と理解は一通り揃えることができる。


B.入試基礎レベルの暗記と問題演習:6〜7月

 基本事項の理解と暗記を終えた次の段階では、細かい事項の暗記と入試実践力の強化が目標である。中堅私大レベルの問題は解けるようになることが目標である。理解と暗記については『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』を使用する。問題演習についてはレベルの高い『政治・経済 標準問題精講』を使用する。そして、私大入試に必要な知識を網羅するために『政治・経済一問一答』を用いる。

 最初に『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』を再度最初から読み直す。
 1週間に1日60ページを目途にキリのよい章まで読む。2周目となるので、赤字以外にも細かい語句もできるだけ覚えるように読む込んでいく。

 次に『政治・経済 標準問題精講』の読んだ範囲の問題を解く。難しい問題もあるが、計算問題や思考力を問うものは、ある程度は自力で解くようにしてもらいたい。間違えた問題にチェックを付して、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』に気になる点や間違えたものを書き込む。

 そして『政治・経済一問一答』の読んだ範囲について単純な語句暗記も行う。未知の語句等があれば『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』に書き込んでおく。

 翌日と翌週に上の3冊を復習する。

 8セット程繰り返して『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』の2周目を、『政治・経済 標準問題精講』と『政治・経済一問一答』の1周目を終える。これで「政治・経済」に必要な入試レベルの知識を揃えて、問題演習を一応行ったことになる。


C.総復習:8月

 夏休みの1カ月を通して、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』と『政治・経済 標準問題精講』と『政治・経済一問一答』の総復習を行う。9月からの志望大学を中心とした過去問演習で入試実践力を強化するためにも、今まで参考書で勉強したことの漏れが無いようにする。

 『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』は、基本事項の暗記と理解は必ず抜けがないようにするのは勿論、細かい事項もどんどん覚えていく。

 『政治・経済一問一答』は、必要な知識に漏れが無いかを確認する。答えられないものがあれば重点的に復習する。

 『政治・経済 標準問題精講』は、最初から問題を解き、間違えた問題は必ず解けるように重点的に復習する。基礎的な問題に不安があると感じた場合は、該当箇所の『実力をつける政治・経済80題』を解く等して補強する。

 1カ月かけて、「政治・経済」の総復習を終えることで、どの大学でも過去問演習に入っても合格点近くは取れるようになっているはずである。


D.過去問による入試実践力の強化:9〜12月

 9月からは、志望大学の過去問演習に入る。志望大学の学部以外の学部の過去問も可能なら揃えるようにしたい。また、志望大学以外の大学と同レベルの過去問もあるとよい。志望大学によっては過去問が2年分しか入手できないものもあるが、古本や学校に置いてあるもので4、5年分は確保したい。

 1週間に1日程過去問を解く時間をもうけて、1年分の過去問を解く。入試本番のつもりで時間を図りながら何も参照せずに一度解く。時間内に解けずとも解けそうな問題があった場合は、解答を見る前に再度挑戦してみること。

 次に解答と解説を読みながら理解と暗記を行う。『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』で該当箇所を確認して、出題された大学・学部・年度出題されたことを書き込みながらチェックを付して、記載されていない語句等は書き込んでいく。

 こうすることで、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』を復習する際に、何年の何大学の何学部で出題されたかを確認することができ、狙われやすい分野や、逆に何年か出題されていないのでそろそろ出題されるかもしれない分野等が分かってくるので、細かい事項の暗記もメリハリをつけて行える。

 過去問が何年分入手できるか次第の所があるが、第一志望の大学の学部の5年分は最低でも解きたい。第一志望の大学の学部の過去問が尽きたら、第二志望と第三志望と順番に過去問を解いていけばよい。この過去問演習を12月まで続ける。英語や国語の完成度次第では、1週間に解く過去問の量を増やしてみるのもよい。


 過去問演習と並行して知識の点検と理解を深めるために『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』の通読を繰り返す。1カ月に1周を目標に4周する。過去問演習等で書き込んだ内容も含めて細かい事項も完璧に暗記するつもりで読み込んでいく。ただし、過去問では満点をとらせないために余りにも細かい事項も出題されるので、そうしたものに関しては可能な限りでよい。『政治・経済一問一答』も同時に勉強していくこと。

 以上の勉強を終えると、「政治・経済」では合格点を安定して取れるようになっている。覚えた細かい事項の量によっては合格点からさらに得点差をつけることもできるようになる。ただし、「政治・経済」に時間をかけ過ぎて、より差がつきやすい英語や国語の勉強を疎かにしないように注意してもらいたい。


E.時事問題対策と過去問演習:1〜2月

 1月からは時事問題を勉強する。基本的な暗記と理解については『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』と『政治・経済一問一答』の復習を中心に行う。問題演習については『実力をつける 政治・経済80題』と『政治・経済 標準問題精講』のチェックが付いてある問題を復習する。後は志望大学の過去問を解き直せばよい。


F.私大政治・経済の参考書

 上述した勉強計画の中で使用する参考書を以下で紹介する。


 ■『決定版 蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』 中経出版

1.特徴
 政治・経済の二次・私大入試にも対応できる参考書。講義調で詳しい解説によって、二次・私大入試に必要な知識と理解を学習することができる。語句の網羅性も高く、本書でかなりの細かい事項以外は一通り勉強できるようになっている。
 本書を勉強の中心に据えて、問題集と過去問演習を行えば、政治・経済の勉強は基本的には終了する。何度も繰り返して完璧に暗記したい参考書である。

2.補足
 時事問題については、本書も一応掲載しているが、最新のものまでは取り扱えていないので、新聞等で適宜補強する必要がある。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。

 ■『実力をつける政治・経済80題』 改訂第2版 Z会出版

1.特徴
 基本的な問題から発展的な問題までバランスよく収録している。解説も詳しく、基本事項のまとめも見やすく、政治・経済の最初の1冊の問題集と適しいている。『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』で学んだ事項を問題でどのように問われるかを確認できる。
 本書で、問題演習を行えば、中堅私大は勿論、MARCHも視野に入れることができる。

2.補足
 まとめだけをコピーする等して、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』に書き込んでいく作業を本書に一元化して復習効率を上げることもできる。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。

 ■『政治・経済 標準問題精講』 3訂版 旺文社

1.特徴
 私大政治・経済の受験者で多くの者が使用している問題集。標準的な問題から難問まで幅広く扱っている。本書を仕上げれば、難関大学の問題も解けるようになる。過去問演習に入る前の入試実践レベルの問題演習として最適である。
 「精講」で蓄えた知識は、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』に書き込み情報を一元化するとよい。

2.補足
 早稲田大学等の難関大学以外の中堅私大志望者でも、一通り解いておくことをすすめるが、直前の復習の際に必要ないと感じた問題については復習しなくてもよい。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。


 ■『政治・経済 一問一答』 完全版 ナガセ

1.特徴
 私大政治・経済の受験者で多くの者が使用している一問一答集。標準的な語句から難問まで幅広く扱っている。本書を仕上げれば、難関大学の問題でも語句に関しては必要十分となる。
 本書に出てきた未知の語句は、『蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本』に書き込み情報を一元化するとよい。

2.補足
 レベルが示されているので自分の志望大学のレベルに応じて語句暗記を行ってもらいたい。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。

 ■『用語集 政治・経済』 新訂版 清水書院
1.特徴 2.補足 3.進度
 言わずとも知れた用語集の鉄板書。本書は、政治・経済の語句を網羅している。これを用いて直接語句暗記等に努めることはないが、勉強中に出会った分からない単語等を調べるときに非常に有益である。
 『センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』で語句の説明等は基本的に足りるが、より詳しく知りたいときに本書を使用するとよい。必携とまではいわないが、独学の場合は、持っていた方がよい。
 地歴では用語集といえば山川出版社だが、政治・経済では清水書院の方が用語の網羅性が高いので本書の方を購入することをすすめる。


 ■『資料 政・経 2014』 東学

1.特徴 2.補足 3.進度
 政治・経済の資料集。判例や統計、理論等が多く掲載され、語句の解説も詳しい。本書を中心に勉強することはないが、政治・経済の勉強で具体的な事実や事件の背景等が教科書や参考書では不明瞭だったりして暗記や理解がしにくい箇所があるとき、本書で確認すると勉強の効率が上がる。
 毎年度最新のものを置いておくことで、参考書や問題等で古くなった事項を最新のものに更新するのにも役立つ。1冊は何かしらの資料集を持つことをすすめる。

 ■『現代社会の最新時事2015〜16年版』 学研教育出版

1.特徴 2.補足 3.進度
 政治・経済の時事問題のための参考書。出版日や書き下ろして編纂した日を考慮すると、当年度の時事をどれだけ扱えているか若干不安ではあるが、本書で時事をある程度固めることができる。
 とはいえ、時事問題については、新聞やニュースで大きな事件等を日頃からチェックしておくことをすすめる。


 ■『詳説 政治・経済研究』 山川出版社

1.特徴 2.補足 3.進度
 政治・経済を非常に詳しく解説している参考書。記述は教科書的だが網羅性が高く、かなり細かいことまで扱っている。初学者が読むにはやや難しいものがあるが、政治・経済をある程度学んだ者が使用すれば、理解を深めることに役立つ。
 しかし、網羅性と細かさが高いため非常に厚い本となっており、普通の受験生には不要である。辞書的に使用するなら持っていもよいかもしれない、という程度の本である。
 英語と国語を1、2年生の頃からしっかりと勉強していて、もう過去問しか勉強することがないという者だけが通読することをすすめる。政治・経済の最も詳しい参考書ということで一応紹介しておく。


 以上で、「政治・経済」の勉強方法についての解説を終える。


 公民の勉強方法
1.倫理、政治・経済の勉強方法
2.倫理の勉強方法
3.政治・経済の勉強方法(私大試験含む)
4.現代社会の勉強方法
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