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| ■地学の勉強法2.センター地学(専門)の勉強方法センター試験でのみ地学(専門)を使用する勉強計画を述べる。センター試験のみで地学基礎を使用する者は、1.センター地学基礎の勉強方法を閲覧してもらいたい。地学を二次・私大試験で使用する者については、センター試験のための勉強を特別に行わなくても対策ができるので、3.二次・私大地学の勉強方法を閲覧してもらいたい。ここでは、先ず、2-1.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画において、勉強計画と勉強方法を説明する。次に、勉強計画に基づいて使用する参考書を2-2.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の参考書で説明する。 なお、完全に独学で地学の勉強を開始する場合は2-3.センター地学(専門)の独学を参照してから2-1.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画に進んでもらいたい。 ただし、地学の教科書と教科書傍用問題集を入手できない場合は、センター試験で地学(専門)を受験することはすすめられない。なぜならば、両書なしに、地学を勉強しようとすると、二次・私大試験地学並みの勉強を強いられることになるからだ。学校の教師に頼む等して両書を入手できないようならば、大人しく物理・化学・生物のいずれかを選択することをすすめる。仮に地学という科目が好きで、そのような勉強量を厭わないのならば、このまま読み進めてもらった後に3.二次・私大地学の勉強方法の方法で教科書なしに勉強してもらいたい。 次のような構成になっているので、各自で必要な項目を読んで、勉強計画作成の参考にしてほしい。 また、受験勉強における基本的な勉強方法については勉強法コラムで詳しく述べているのでそちらを参照してもらたい。 受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、LAAD(外部サイト[詳細説明])で学ぶことを強く奨める。 2-1.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画 A.6月から7カ月半かけて仕上げる計画 B.9月から4カ月半かけて仕上げる計画 2-2.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の参考書 2-3.センター地学(専門)の独学 ページのトップへ戻る 2-1.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画 地学基礎をセンター試験のみで使用する場合について、A.6月から7カ月半かけて仕上げる計画とB.9月から4カ月半かけて仕上げる計画に分けて示す。この両者の勉強計画を参考にして、組み立てもらいたい。いうまでもないが、高得点を安定してとりたい場合は前者のAの計画をすすめる。 A.6月から7カ月半かけて仕上げる地学(専門)の勉強計画 当勉強計画では、6月から地学の勉強を開始して、1月のセンター試験までに地学を安定して高得点(8、9割以上)を目指す。週1日のペースで地学の勉強を行う。 最初に、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』を70〜80ページ程読む。この時、事象が何故そうなるのかという因果関係に注目して押えるのは勿論、赤字と太字、さらには図も簡単にでよいので自分で紙に書く。これは、手を動かすことで語句暗記の助けになるはずである。 次に、教科書傍用問題集の該当箇所の問題を解く。解けなかった問題についてはチェックを付して、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』に戻って理解し直す。 そして、教科書の該当箇所を読む。上で読んだ内容、問題を思い出しながら、教科書の記述がどのようになっているかを確認して、覚えながら読む。この時、紙に書き出していおいた語句とメモを教科書にチェックペン等で印をつけたり書き込んむ。 翌日、間違えた問題の復習を行い、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』を読み返す。 以上の一連の流れを1セットとして勉強を行う。なお、新しいセットに入る前に1セット前に行った箇所を教科書で読み返す。つまり、新しいセットを開始する前に、先週の復習をすることになる。 このセットを4回前後繰り返して、6月末までに『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』と教科書傍用問題集と教科書を読了する。この段階で、教科書は、ある程度センター試験で重要な事項にチェックされた状態になっているはずである。 地学基礎を一通り勉強した後は地学(専門)の学習に入る。センターレベルの参考書がないので、教科書と教科書傍用問題集のみで勉強することになる。 先ず教科書傍用問題集を解く。 次に教科書を読み込む。このとき、教科書傍用問題集で問題で問われた知識や問われ方を教科書に書き込んでいく。 これを1セットにして1週間に1日のペースで行う。なお、新しいセットに入る前に1セット前に行った箇所を教科書で読み返す。つまり、新しいセットを開始する前に、先週の復習をすることになる。これは地学基礎での勉強と同様である。 7月から8月が終わるまでの約8週の間に地学(専門)が終えられるように均等に分けて学習を進めてもらいたい。 なお、地学で理解しにくい内容等があれば『くわしい地学の新研究』を参照するとよい。 9月から11月にかけても、7月からの学習と同様に、教科書と教科書傍用問題集での学習を中心に行う。両書ともに1度勉強したので、3カ月で2周するように勉強を行い、適宜教科書も確認していく。 以上の勉強を進めて行くことで、11月が終わる頃には、両書とも完璧に覚えて解けるような状態になるのが目標である。 12月からは、教科書傍用問題集で何度も間違えた問題を復習しつつ、過去問演習を行い形式に慣れれば、地学で高得点を安定してとれるようになる。 B.9月から4カ月半かけて仕上げる地学基礎の勉強計画 当勉強計画でも、基本的な流れは、A.6月から7カ月半かけて仕上げる計画と同じであるが、勉強内容を薄く、回数を圧縮して行うことになる。 最初に、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』を70〜80ページ程読む。事象が何故そうなるのかという因果関係に注目して押えるのは勿論、赤字と太字、さらには図も簡単にでよいので自分で紙に書く。これは、手を動かすことで語句暗記の助けになるはずである。 翌日に、先日に読んだ該当範囲の教科書傍用問題集を解く。解説を読み終えたら、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』を再度読み直す。 これを1セットとして、週1回行い、4セット繰り返す。 続いて、地学(専門)の勉強に移る。 先ず教科書傍用問題集を解く。 次に教科書を読み込む。このとき、教科書傍用問題集で問題で問われた知識や問われ方を教科書に書き込んでいく。 これを1セットにして1週間に1日のペースで行う。なお、新しいセットに入る前に1セット前に行った箇所を教科書で読み返す。つまり、新しいセットを開始する前に、先週の復習をすることになる。これは地学基礎での勉強と同様である。 約8週の間に地学(専門)が終えられるように均等に分けて学習を進めてもらいたい。 なお、地学で理解しにくい内容等があれば『くわしい地学の新研究』を参照するとよい。 12月半頃までに、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』と教科書と教科書傍用問題集の3冊を終える。これで一応の語句暗記と思考力の養成ができる。 その後は過去問演習に入ればよい。過去問演習では、間違えた箇所や理解が曖昧な箇所は、『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』と教科書と教科書傍用問題集に帰って復習しながら進める。 この勉強計画は短い期間に行うため、復習が少なくなり、安定して高得点をとることが難しくなる危険もある。さらには高得点自体がとれない可能性もある。やはり、試験で高得点をとるには時間がかかるものであるということに注意してほしい。 ページのトップへ戻る 2-2.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の参考書 上述した勉強計画の中で使用する参考書を紹介する。
以上で、センター試験でのみ地学基礎を使用する場合の勉強方法についての解説を終える。地学は、生物よりも暗記量が少なく、物理のような計算を強いられず、短期で高得点を狙いやすいということで、陰ながら人気のある教科である。確かにその通りではあるが、それ故に油断して勉強を後回しにしたりして勉強量が不足して後手に回る者も少なからずいる。したがって、地学をとるからには、侮ることなく勉強をしっかり行うようにしてもらいたい。そうすれば、他理科科目よりも少ない時間で高得点をとれるだろう。 ページのトップへ戻る 2-3.センター地学(専門)の独学 ここまでセンター試験の勉強計画及び勉強方法について説明したが、地学基礎を0から独学で学習する場合についての勉強方法を示す。以下で解説する学習を終えた後に、2-1.地学(専門)をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画に移ってもらいたい。 『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』を予め2週間程度で一気に読んでから入るとよい。その際に、語句は自然と覚えられればよしとして、事象の因果関係に注意を払いながら読むことを意識する。地学では、どのようなことを勉強するかを大きく掴むことができればよい。地学は、理科の中で暗記科目の要素が生物に次いで強く、1人でもある程度は容易に学習を進めていくことができるので、安心して進めてもらいたい。 仮に『地学基礎の点数が面白いほどわかる本』では最初の取り掛かりとしては辛いと感じる者がいれば、『新しい高校地学の教科書』を用いて、地学の概要を理解するとよい。
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