受験勉強法学 Examics

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■はじめに

 初めて利用する者のために、最初に当サイトの使い方や注意事項について述べたい。本ページの構成は以下のようになっている。

 1.趣旨
 2.使用方法
 3.注意事項・免責事項
 4.設立動機
 5.受験勉強法学管理人の履歴:質問に対する回答

1.趣旨

 当サイトは、大学受験のために各教科の勉強法・参考書等を紹介している。志望校合格に向けた学習の参考にしてほしい。
 また、受験とは直接関係ないが、教養や大学入学後に繋がるような書籍も紹介していければと考えている。それが間接的に大学受験に役立つだけでなく、大学入学後の学問と教養に繋がればよいと願うためだ。

 勉強方法については、各教科毎に、長期を見据えた勉強計画を立て、どのような順番で勉強していくとよいかを示している。基礎から発展・応用へと進んでいくように勉強方法と計画を組んでいる。
 到達目標としては基本的に難関大学の合格を目指した勉強方法と計画を示している。とはいえ、中堅大学を志望する者にも有益な情報となるように適宜レベルを示しているので参考にしてもらいたい。

 また、地方に居住する者のためにも、塾や予備校に通うことなく、高校の授業のみで独学(学校の授業を受けている時点で独学とは本来は言えないが…)で、東京大学を含む難関大学に合格することを目指している。

 参考書や問題集の紹介については、基本的には勉強方法で示したものを紹介している。当サイトで紹介していないものでも優れた参考書は多くあるが、ここでは基本的に紹介しない。参考書を比較しながら紹介するサイトは多くある上に書籍も出版されているので気になるならそちらを参考にしてもらいたい。余りに多くの参考書を紹介すると、科目に精通していない者に余計な選択肢を与えて逆に勉強法の選択を困難にする危険が高いからだ。また、多くの参考書を紹介した場合、組み合わせ方によっては勉強計画が崩れて勉強過多又は不足になるおそれもある。

 したがって、当サイトで紹介する参考書を中心に独学で難関大学の合格を目指した勉強方法を提示する。ちなみに、「学問」のように体系的に「受験勉強法」について「学ぶ」ことができるサイトにしたいという思いから「受験勉強法学」と名づけた。英名の「Examics」も「試験」を意味する「Exam」に「学」を示す接尾語「ics」を組み合わせた私の造語である。



2.使用方法

 勉強法と参考書の説明については、科目別に分けて紹介している。自分が必要な科目を選択すれば、各科目のページに移動するので、該当科目について全体の勉強計画と各分野の勉強方法についてのページへと進んで閲覧してほしい。
 各科目は、基本的には受験生、つまり高校3年生又は浪人生になった年の4月1日から勉強を開始するものと想定している。当サイトを訪れるのが、受験生になってどれだけ経っているかは分からないが、現在の自分の勉強進度とこれから何を勉強すべきかを考えた上で、紹介している勉強方法に乗り換えるか否かを判断してもらいたい。

 高校1・2年生の者については、「高校1・2年生の勉強」で解説しているのでそちらを先ず参照してもらいたい。その後で、受験生になって入試に臨む時に、どれだけの勉強量をこなしていなければならないかを把握しておくために、必要な科目を読むようにしてもらいたい。

 「勉強法コラム」は、全教科に通じるような勉強法の総論や過去問の使用方法等、様々なコラムを掲載している。自分の勉強法に不安を感じたり、成績が伸び悩んだ際に読んでみるとよい。

 最初のトップページに戻る場合は、ページ左上のサイト名「受験勉強法学」をクリックするとどのページでもトップページに戻るようになっている。



3.注意事項・免責事項

 当サイトの情報は、管理人の大学受験と家庭教師・塾講師等で蓄積した経験が基調となっている。紹介している勉強法や参考書も管理人自身の経験に依る処が大きく、必ずしも万人の偏差値・成績を上げるとは限りらない。したがって、当サイトの情報により何からしらの不利益が生じても管理人は責任を負えないので、各自の自己責任において使用してもらいたい。

 当サイトへのリンクは自由であるが、サイト内容の再配布・転載等は一切禁止している。引用する場合は、当サイトのURLを引用文に明示すること。引用やリンクは可能な限り管理人へとメールで連絡してもらたい。

 当サイトの作成のためには、多大な友人の協力を受けて、時間と費用を少なからずも費やしている。参考書等を購入する際は、アマゾンアフィリエイト(広告)による当サイト経由で行って貰えると、サイト運営のためにも助かる。

 お問い合わせについては、こちらの連絡フォームからお願いしたい。
 勉強内容の質問等については、必ずしも返答するとは限らない。
 有益な質問があった場合は、個人が特定されないようにして、質問とその返答をサイトに掲載する可能性がある。それを拒否する場合は、メールに予めその旨を記していてほしい。



4.設立動機と経緯

 管理人の1人の個人的な昔話と当サイトを設立することに至るまでの話なので、読みたい者だけが読めばよい。地方の公立高校で進学校と言われているが、実際には偏差値でみたら大したことのない地元の国立大学に大半の生徒が進学するような高校、つまり全国的に見たら高校の偏差値が50程度あるかないかくらいの高校しか選択肢がない者にはよく分かる話ではないだろうかと思う。

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 私が通っていた高校は、政令指定都市もないような田舎のとある地方の県で、その市の中では第一の進学校という位置付けであった。しかし、高校3年生の冬になってもセンター試験レベルの対策しか授業で行われなかった。高校3年次でそうであるから高校1年生からの授業も当然に平凡であり、私は「授業のレベルの低さについていけず」に危機感を持った。高校1年生の夏頃から学校の授業はほぼ聞かずに自分で勉強をしていた。なお、ここで語っている私は、文系で、とある国立の法学部的な位置付けの大学の学部が第一志望であった。

 私の様な、なんちゃって進学校ではなく、中高一貫高校や地方のトップレベルの進学校に在籍している者も、学校の授業で受験に対応できるのか不安に思うこともあるかもしれない。しかし、教師も受験のことをよく理解して今まで難関大学に生徒を送り出した経験もあり、何だかんだ言ってそれなりの授業内容と受験指導をしてくれる教師もそれなりにいるので、自分から教師にどう勉強したらよいかを積極的に聞きに行くとよい。

 しかしながら、田舎に住む者なら理解できるだろうが、現実的な通学圏から進学校を選んだ際に、たとえその市で一番の進学校だったとしても、実態は都会の中途半端な進学校と変わらない、もしかしたらそれ以下という私の様な状況がある。尤も、自称進学校の母校のレベルの低さを薄々気付いていた段階からより確信を持つに至ったのは、大学入学後にとある県一番の公立進学校出身の友人と会話した時である。中間一貫校ならいざ知らず、県は違えど同じ公立高校であるはずなのに、学校が提供してくれる内容に歴然とした差があることに驚いた。
 その友人は、東京大学に毎年20人程度は合格する公立高校出身である。大したことはしてくれないと友人は述べていたが、共に受験勉強を行う周りの生徒の意識と学力の高さや教師や学校に蓄積されたの経験やノウハウというものは、当初から与えられていた者には自覚されてないように感じた。

 私は一人で模試の判定や素点を見ながら、身近に自分と対等に比較できる相手がいなかった。名前と高校名と点数しか知ることができない模試の上位者と比較しながら、多分これなら受かるのだろうという漠然としたイメージの中で勉強を続けていた。
 高校の教師に依頼して、添削指導も個人的に受けた。英語や国語の記述以外にも、社会科にも論述問題を課す大学を受験しようとしいた私には、添削は重要な位置を占めていた。しかし、実際になされたのは、赤本の解答から○×を付けるだけの当時の私にもできる添削の程度であり、自分の高校の教師の力量疑問を思った。ただし、有益か否か関係なく、わざわざ添削してもらったこと自体には感謝していることを付言しておく。
 このように、添削を受け始めたのは3年生になってからだが、在籍する高校に対して不信感を抱き、自分で勉強計画をしっかりと行わなければならないという危機感を持ちながら勉強をしていた。結果としては志望校にも合格することができたが、前述したように入学後に自分が同じ大学に入ってる者よりも必要以上に努力していたのでなはないかと感じた。どれだけの量を勉強して身に付ければ合格できるのかということをもっと早い時期から分かっていれば、受験勉強に割く時間を削り教養を深める読書等にもっと時間をかけることができたのにと悔やまれる。

 このような思いから、東京大学も視野に入れた勉強方法と計画を諸君に提示し参考にしてもろうと私は当サイトを立ち上げた。必要以上の努力とは言ったが、別に努力自体を後悔したわけではない。受験勉強には努力が必要であり、有名な中高一貫校に通っていても、勉強するのは結局のところ自分なのである。生半可な努力では、結果は中途半端なものになるのは当然である。
 ただ、多感で短い青春時代には受験勉強以外にも色々な本を読み、学校行事を楽しみ、様々な経験をしてモノを考えるという大切なことが多くある。そうしたものをしっかりと満喫しながら、効率的に勉強を行い志望校へと合格して青春を謳歌してもらいたいと私は考えている。

 以上で当サイトを立ち上げた経緯を述べたが、理系科目を中心に各科目の勉強方法や計画の作成と改善に協力してくれた友人にはここで再度感謝の意を表しておく。また、私自身の昔話という点から公立高校の者が当サイトの主な対象に思えたかもしれないが、その限りでなく、独学や苦手な科目の勉強の指針を知りたい者全てに対する内容となっていることを改めて附しておく。


 □加筆:2013年10月26日
 受験勉強法学管理人の私の入学大学が気になる者が多いらしく私の出身大学についての質問が多い。本来は当サイトに掲載されている内容の良し悪しで勉強法が使えるか否か判断しなければならい。偏差値が低い大学合格者の意見よりも偏差値の高い大学合格者の情報の方が参考になるという一般的な考え方はよく分かるが、そこに執筆者の学歴は余り関係ない。
 他の受験勉強サイトやブログは管理人の出身大学を特に東大や京大と明示して権威付けしているものも多いが、私はそのような方法で情報の有益性を示したくなかった。ゆえに当サイト開設後1年以上経つが出身大学については特段示さなかった。そもそも個人情報をインターネットを含めた公共の場でやたら滅多に公開することはしたくない。そして学歴も個人情報の一つであるからやたらと公表はしたくない。
 しかし、どうやら多くの受験生は発言内容でなく発言者で情報を選択するきらいがあるようなので、ここで一筆書いておく。

 勘付いていた質問者も数人いたが、私は東京大学文科一類入学の法学部卒である。モザイク情報を収拾することで個人を特定し得るので、入学年度とその後の進路については伏せておく。
 東大在学中に勉強法の実践と実際に入試でどれだけ得点がとれるかの確認のために、文科一類をもう1度そして理科一類を2回受験した。ただし、その際には英語または国語をほぼ白紙で提出していたので、真剣な受験生の合格を邪魔することはしていない。足切り犠牲者については元々合格する可能性が限りなく無いに等しいと考えて敢えて無視することにした。センター試験も全科目経験でき、二次試験の数学VCはもちろん理科4科目と社会科3科目の受験についても経験できたことは非常にいい材料になっている。
 また、私大入試用の政治・経済とのために、早稲田大学政治・経済も受験して合格した。東大在学中に初めての入試であったこともあり、不覚にも受験生のことを考えず普通に合格してしまったことはここで謝罪したい。ちなみに受験生時代には慶応義塾大学法学部法律学科も一般入試で合格している。

 私が東京大学文科一類合格者だからといって、当サイトの内容の正確性がより担保されるということは決してないことに注意してもらいたい。私も東大生であったから東大が如何に偏差値教育、そして社会の中で権威を持っているかはよく理解しているつもりだ。確かに東大の研究実績は優れていると思うし東大にはいい意味で誇りを未だに持っている。しかし、東大の権威は必ずしも東大生と東大出身者の質の高さを保証するものではない。つまり、受験勉強法学自体のサイトの質は東大合格とは直接的には何も関係がないのだ。
 私が受験生と受験勉強法として経験したもの、実践家家庭教師や塾講師で培ったものがこのサイトを支えている。確かに真剣に受験した科目の入試の実際の点数は合格者の平均以上(東大新聞調べより)はとれていたことは、当サイトの勉強法の有効性の証左の一つだとは思う。にもかかわらず、東大の権威で判断するべきでないと警鐘を鳴らすのは、「東大生による」という一点のみで情報を信頼し鵜呑みにして勉強すればよいと考えてしまう者を多く見てきたからだ。そういう他力本願的な姿勢は受験勉強以前に生き方として危うい。情報に対して先入観を持った状態で接するのは避けるべきだ。こうした受験勉強法についての情報は、発言者の立場は考慮されるべき大きな要素では決してないと私は考えている。

 ここまで長々と述べたことを踏まえて受験勉強法学の情報を参考にするか否か考えてもらいたい。それでも発言内容でなく発言者によって判断するならば、それも学生諸君の生き方の選択であるから、これ以上は何も言うつもつもりは無い。当サイトを利用することでより多くの者が志望校に合格できることを願っている。


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