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■地理の勉強法

 地理は、我々の生活に様々に影響を与えている地域、社会構造について学ぶ科目である。地理は、大きく以下のような構成とみることができる。

  1.系統地理  2.地誌

 センター試験でのみ使用する者、私大受験のみに使用する者、国公立二次試験でも使用する者、入試での必要性は多様である。センター試験と二次・私大試験で覚える量がかなり差があり、また二次・私大試験の中でも大学毎に暗記量は異なってくる。設問形式も、語句から、正誤、資料解釈、論述等があり様々な形式をとる。

 地理という科目の一般的な特徴は、そこそこの得点をとるために必要な勉強量は少ないが、高得点を安定してとることを目指すと演習が多く必要となる。統計、地図問題が多く、資料解釈を行い覚えたことを応用する力が必要であり、日本史や世界史と異なり暗記したことをそのまま得点に結びつくことは少ない。

そこそこまでの完成速度 :地理>日本史>世界史 (速い>遅い)
高得点をとれる安定度:世界史>日本史>地理 (安定>不安定)

 他科目との関連では、地理は、日本史の現代史や地域産業、世界史の現代史等、現代社会や政治・経済に若干の相補性があり、相互に理解の助けとなる。さらに系統地理は、理科の地学を学ぶとより理解しやすくなるだろう。


 地理だけでなく歴史、公民等暗記科目全般にいえることだが、語句暗記の際には、語句そのものを暗記して終わるようでは成績は伸びない。語句自体に加えて、その語句について、「いつの時代に(背景・理由も含む)」、「どこで」、「意義・役割(何をした・惹起した結果)」かということを覚えなければならない。これらのことに気を付けて語句暗記をすれば、特別に演習せずとも、正誤や短文論述で正答を導くことができる。このことに注意して、語句暗記をしてもらいたい。

 また、センター試験等のように全問マーク式ならそこまでしっかりと行わなくてもよいが、語句暗記の際には書き取りができるようになっておかなければならない。したがって、チラシの裏でもよいので、赤シートに隠して確認という作業だけでなく、紙に書いて覚えるという作業も行いながら語句暗記を行ってほしい。

 最後に、大学によって出題される地域等に偏りがあるため、各自の志望大学の過去問を研究することが合格への近道となる。しかし、地理自体を単なる受験科目に終わらせることなく、現代における世界中の地域でどのような生活が営まわれ産業活動がなされているかを理解し、そして現代の問題を考える視点を得るためにも、地理全体をしっかりと学習してもらいたい。

 また、受験勉強における基本的な勉強方法については勉強法コラムで詳しく述べているのでそちらを参照してもらたい。
受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、LAAD(外部サイト[詳細説明])で学ぶことを強く奨める。

 それでは、以下の各項目で地理の勉強方法について詳しく述べていく。


 1.センター地理の勉強方法
2.二次・私大地理の勉強方法
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