受験勉強法学 Examics

更新:LAAD[説明詳細]
受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、次のサイトで学ぶことを強く奨める。
LAAD―Liberal Arts and Academic Disciplines―
http://la-ad.net/

 このLAADというサイトは、論理的思考を学び、その論理的思考を用いて問題を解決する方法について解説している。
適当なサイトや書籍からそれっぽいものを寄せ集めただけのその辺のロジカル・シンキングの解説しているサイトとは異なり、基礎から実践へと段階的に丁寧に解説している優れたサイトである。

 「論理的思考」が苦手だったり、皆が口煩く言うけど実は「論理的思考」が何なのか分からなったりする者は、受験勉強を本格的に始める前に是非一読することをすすめる。受験参考書のように、受験勉強・試験の得点に直結する内容ではないが、そういった勉強を裏で支え、基礎・土台となる共通した思考法について体系的に学べるようになっている。LAADの内容が理解でき身につけれられれば、論理的思考ができ、知識を体系的に整理し有機的に結び付けながら勉強を進める方法、頭の使い方が分かるはずだ。そして、これは受験に留まらず社会に出てからも重要で使えるものである。

 受験まで時間がある高校1・2年生は、日頃の勉強・来たる受験勉強に役立つので、是非とも読み込んで身につけてもらいたい。
高校3年生・浪人生は時間の関係から読む時間はないだろうが、受験が終わり大学に入るまでの3月の間に読んで学ぶようにしてもらいたい。
 また、今は「論理的思考力」の重要性に気付けず、LAADを無視する者も、大学生や社会人になって、自分の思考力の低さに焦りを抱いたとき、下手にロジカル・シンキングについての書籍や講習を漁るよりも、そう言えばLAADというのがあったなと思い出して、まずそこから学ぶようにするといいだろう。


1.使用方法

 LAADは全3部構成になっている。基本的には、はじめに・序章から始めて順番に読み進めて行けばいい。1日1〜2,3章ずつ読み進めれば、2週間程度で読み終わるはずだ。時間がどおしてもないのならば、第11章論理と誤謬(補講)は、力を抜いて読み流して、後日時間ができてからゆっくり読み返すのでも構わないだろう。

 また、第3部は、全体的に論理的思考や論理的な問題解決のためではなく、学問や知識がなぜ正しいのかを解説しているので、一生懸命に考えながら読み進めるのは第1部と第2部だけになるだろう。第3部は、学問ってそんな感じなのかということが理解できれば十分であるから、軽い気持ちで読めばいいだろう。したがって、時間がないのならば、まずは第1部と第2部のみを学ぶのでも構わない

 ただし、第3部は、これから志望学部を考える上で役に立つだろう。また、なぜ学校では入試に関係ない科目まで勉強しているのかといったことを理解させてくれる。そして、大学生になるからには、必ず知っておかないとならない内容である(多くの大学生はろくに理解していないのが現状だろうが)。であるから、最終的には一度は読んでおいてもらいたい。

 なお、第1部は基礎から始まるので、非常に簡単な内容から入ることになる。しかし、ここで簡単だと油断して適当に流さないように気を付けもらいたい。簡単なのは、実践へと繋げるために、基礎の基礎から定義し理解して積み重ねるためである。簡単だと思い込んで、実践まで飛ぶのは避けるべきだ。特に高校生は自分の知識は、自分が考えている以上にいい加減なものであると思うので、丁度いいことが多い。LAADでじっくりと思考法を体系化してもらいたい。


2.受験勉強法学とLAAD

 この再開設されたLAADは閉鎖されたことがあった。それを受けて、私は「受験勉強法学」を立ち上げようと思い立った。せっかくの有益なサイトが閉鎖されるのはもったいなく、残して知を広めるべきだと私は考えたのだ。そこで、私は論理的思考を身につけられる類似のサイトを作ろうと考えたのであった。さらに、論理的思考だけではなく各教科の知識も得られるようなサイトにしようと目指したのが「受験勉強法学」の初期構想だった。
 しかし、実際にサイト作成を始めてみると、論理的思考と各教科の知識を結び付けて体系化する試みは、自分が考えていた以上にとんでもない時間を要することに気付いた。そこで方針を転換して、勉強の仕方と各教科の勉強方法の紹介のサイトに切り替えることにし、現在の「受験勉強法学」ができた。勉強法コラムの「受験勉強を始める前に」は、LAADの第3部と一部似たものになっているのはそのためだ。
 こうしたことからも分かる通り、LAADは基礎から開始して高い到達点まで運んでくれる本格的な論理的思考を学ぶためのサイトである。LAADで思考法を自らの中に打ち立てて、「受験勉強法学」の勉強法と合わせて、色々と勉強してもらいたい。

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