受験勉強法学 Examics

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■世界史の勉強法

 世界史は、「世界」の歴史を学ぶ科目である。つまり、世界の国々とその国々がどのような関係を築いてきたかの歴史について学ぶ
教科だ。世界史は、大きく以下のような構成とみることができる。

  1.通史(政治史)  2.文化史  3.テーマ史(地域交流、各国史、経済史、土地制度等)

 センター試験でのみ使用する者、私大受験のみに使用する者、国公立二次試験でも使用する者、入試での必要性は多様である。センター試験と二次・私大試験で覚える量がかなり差があり、また二次・私大試験の中でも大学毎に暗記量は異なってくる。設問形式も、語句から、正誤、資料解釈、論述等があり様々な形式をとる。

 世界史の科目の一般的な特徴としては、同時代の複数地域をまたがるため得点を安定させるのに必要な時間はかかるが、日本史のように史料問題や初見で考察すような問題は少なく、地理のように分析することを余り必要せず、覚えたことをそのまま得点に結び付けやすい。得点も安定しやすい科目である。

合格点までの完成速度 :地理>日本史>世界史 (速い>遅い)
高得点をとれる安定感:世界史>日本史>地理 (安定>不安定)

 他科目との関連では、日本史の中国・朝鮮関係、地理の各国の地誌等、倫理の世界の思想等、現代社会や政治・経済とも若干の相補性があり、相互に理解の助けとなる。

 世界史だけでなく地歴、公民等暗記科目全般にいえることだが、語句暗記の際、語句そのものを暗記して終わるようでは成績は伸びない。語句自体に加えて、その語句について、「いつの時代に(背景・理由も含む)」、「どこで」、「意義・役割(何をした・惹起した結果)」かということを覚えなければならない。これらのことに気を付けて語句暗記をすれば、特別に演習せずとも、正誤や短文論述で正答を導くことができる。このことに注意して、語句暗記をしてもらいたい。

 また、センター試験等のように全問マーク式ならそこまでしっかりと行わなくてもよいが、語句暗記の際には書き取りができるようになっておかなければならない。したがって、チラシの裏でもよいので、赤シートに隠して確認という作業だけでなく、紙に書いて覚えるという作業も行いながら語句暗記を行ってほしい。

 最後に、大学によって、出題される時代、分野(政治史、各国史、地域交流、経済史、土地制度等)に偏りがあるため、各自の志望大学の過去問を研究することが合格への近道となる。しかし、諸君には、世界史自体を単なる受験科目に終わらせることなく、国際化した現代において、日本人として世界の歴史の基礎を知り、最低限の国際的な教養を身に付けてほしい。現代の問題を考える視点を得るためにも、世界史全体をしっかりと学習してもらいたい。

 また、受験勉強における基本的な勉強方法については勉強法コラムで詳しく述べているのでそちらを参照してもらたい。
受験勉強以前に全教科に通じる論理的思考を学びたい者は、LAAD(外部サイト[詳細説明])で学ぶことを強く奨める。

 それでは、以下の各項目で世界史の勉強方法について詳しく述べていく。

 1.センター世界史の勉強方法
2.二次・私大世界史の勉強方法
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